栗の木通信
謹賀新年 -栗のおいしさを、まっすぐに-
- 2019年01月01日
- 時代劇俳優 山形勲さんが栗ようかんを一口食べ、満足気につぶやいた、あのひと言。
「 う ま い な ぁ ー 」
昭和40から50年代に流れた弊社のテレビCMを思い出される方も多いことでしょう。
また、お年寄りが満面の笑顔で栗ようかんを頬張ろうとしている絵柄のポスターを店に掲げた時代もありました。
弊堂初代、桜井武右衛門(さくらい・ぶえもん)が文政2年に栗ようかんを創製して今年で200年。
その味わいに、これまで多くの方々から喜びやご満足の声を頂戴いたしました。
時代とともに工程が変わっても、栗餡に寒天を加え、釜で練りあげるようかん作りの技術や勘、そして独特の呼吸は連綿と受け継がれ、特有の舌ざわりと栗本来のコクが息づく懐かしい風味をつくり続けてまいりました。
栗のおいしいさを、まっすぐに、お客様にお届けしたい―。
栗ようかんの味わいには二百年間変わらぬ桜井甘精堂の思いが込められています。
本年もご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
平成三十一年 元旦